自社農園(*牧内農業生産組合)で栽培したシャルドネのみを使用し、オーク樽の中で発酵、熟成させました。
その間、マロラティック発酵、シュール・リーを行いました。
シャルドネ自身が持つ果実味、そして、樽発酵による抑制された樽香、喉ごしの柔らかさ。また、樽熟成、マロラティック発酵由来のブーケ、シュール・リーからの旨み。それらを損なわれないようにそのまま瓶詰しました。
全てがインテグレイトされた都農ワインの逸品、白水アンフィルタードシャルドネ #6-Bをご賞味ください。
製造元 | 都農ワイナリー |
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原材料 | シャルドネ |
内容量 | 750ml |
アルコール度数 | 11度 |
保存方法 | 直射日光を避けて常温で保存 |
同梱について | 1800ml瓶を含む場合は合計6本まで、900ml以下のみの場合は合計12本まで同梱可能です。 |
[2018ヴィンテージレポート]
シャルドネ6区と13区のブドウで醸造しました。この園は、黒ボク(火山灰土壌)がメインの土質ですが、近くの森が南風を防ぎ、北側の土手が北風を防ぎます。台風に一番強い畑になります。近くに地下水も流れる立地から、いつも力強い果実を実らせます。今年の春先からの気候は安定していて、例年と同じ時期に萌芽を迎えました。昨年の長雨の影響もあり、生育にバラツキがあるものの、順調に推移してきました。梅雨は例年並みとなり、開花、結実期も順調にのりきれました。7月、8月と安定した気候が続き、豊富な日照のおかげで、熟度も順調に上がりました。完熟を見極め8月20日に収穫スタート。果実味豊かなブドウを丁寧に醸造してきました。
[2018メイキングレポート]
果汁を酸化させないよう作業を工夫し、良質な果汁のみをフレンチオーク樽の中で発酵させました。樽は、フレンチオークのヌベール主体で、トーストはミディアムプラス。新樽を主体に1年樽を組み合わせて樽発酵させました。発酵温度は13度~15度で3週間程度。アルコール発酵終了後は、味わいに複雑さを持たせる為に、乳酸発酵も行いました。6ヶ月間樽で熟成させ、酵母と接触させるシュールリーを行い、複雑味と味わいの厚みを持たせるようにしました。そして、シャルドネ自身の持つ果実味、味わい深さを引き出すよう醸造に努めました。
[光沢のあるシャンパンゴールド]透明度のある淡いシャンパンゴールドの色合いをしています。グラスを伝う液面の動きはゆっくりとしていて、宮崎らしい日照量の多い、果実味豊かな凝縮感もうかがえます。
[フレッシュさと濃縮さと優しい樽香]オレンジなどの柑橘系や木香バラのようなフレッシュな香りが第一印象。次に、樽からの優しいバニラのようなニュアンスがフレッシュな香りと重なり合い、上品さを持たせています。グラスを回すと、洋梨やリンゴの蜜のようなボリューム感のある熟した甘い香りが顔を覗かせます。また、ミントやジャスミン、バナナやトロピカルフルーツなどの多彩な香りを感じさせます。
[心地のよい酸味と果実味、上品な苦み]心地のよい酸味と果実味が口全体に広がり、リッチな印象。そこに、上品な苦みがアクセントとなってバランスのとれた味わいを感じます。次第に、バターのような乳製品の柔らかいタッチがふくよかな印象に変えていき、ボリューム感が増していきます。余韻も長く続き、1本をゆっくり楽しむことができます。
[熟成にも期待大!]まだまだ閉じている印象ですが、グラスを回すたびに変化する香りやフレッシュな酸味と濃縮感ある味わいから予測をすると、熟成に大変期待できそうです。現時点でも十二分に楽しめるフレッシュさや華やかさもありますが、清酒の生酒のように保存方法に気をつけながら、ビン熟成による変化も楽しみです。
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